内視鏡検査を受ける頻度や費用について

内視鏡を使った医療は、さまざまな人の病の早期発見に寄与しています。そんな内視鏡検査について、いつ受けておいた方が良いのかという部分は、気になるところではないでしょうか。

一般的に、自治体で行っているがん検診の一つとして、内視鏡検査は取り入れられています。おおよそ、50歳以上の方は2年に1回検査を受けるよう推奨されているケースが多いです。総合病院などでは、1年に1回を推奨しているところもあります。

もし、年に1回受ける場合、費用面も気になる部分でしょう。内視鏡検査の中でも胃カメラは1回3000円から5000円くらいです。患者自身が住む市町村によっても金額は変わります。内視鏡検査は他にも、生検とよばれる検査があり、消化器官の細胞や組織を採取して調べるものも存在しています。この場合は8000円から13000円くらいが多いようです。

下部消化管内視鏡検査、いわゆる大腸カメラの検査は、5年に1度の頻度で行うことが推奨されています。もちろんポリープやがんのリスクがある場合は、半年から1年に1度くらいの頻度で受けることが推奨されます。下部消化管は大腸と小腸を指しており、この部分はポリーㇷ゚や出血、がんなどが発症していると痛みを生じたり排泄物に血が混じったりします。下血や血便などの症状が出た際は、注意した方が良いでしょう。

費用は大腸カメラのみなら6000円から8000円、生検組織検査が加われば10000円から16000円前後となっています。大腸カメラ自体、怖さを感じるものであり、費用も安くはないため、多くの人が避けてしまいがちです。しかし、それによって健康状態がわかったり、早期発見できたりするのは、安心につながり、その後の人生も大きく左右します。自身の身体のために、定期的な検査を心がけましょう。